ハワイ州観光局と 「マラマハワイ」推進に向けた
パートナーシップ協定覚書を締結
2022年9月、ハワイ州観光局日本支局(所在地:東京都千代田区支局長:ミツエ・ヴァーレイ)と、レスポンシブル・ツーリズム「マラマハワイ(Mālama Hawai‘i)」の推進に向けたパートナーシップ協力覚書(MOU)を締結しました。それに合わせ、HISは、ハワイのより良い未来のために、日本とハワイを繋ぐ観光業界における先導役として再生型観光(リジェネラティブ・ツーリズム)を促進すべく、その再生型観光体験ができる「ハワイ州観光局公認マラマハワイツアー」を発表しました。
世界中から多くの観光客が訪れるハワイは、絶滅危惧種の自然や生物が多く生息し、同時にその土地や歴史ある文化を大切にする地域社会があります。観光が主要産業であるハワイは、世界でもレスポンシブル・ツーリズムに積極的に取り組んでおり、ハワイ語で「思いやりの心」を意味する「マラマハワイ」のスローガンのもと、訪れる人もハワイの自然環境、伝統・文化を守っていくことの重要性を発信しています。
HISは、ハワイ州観光局の賛同および支援のもと、地域社会(住民)、旅行者、観光従事者のそれぞれが担う責任と役割について考え、ハワイのブランドを維持・強化しながら自然保護、文化継承、豊かな地域社会に焦点を当て、引き続き、主要産業である観光業でハワイの経済を支え、持続可能な社会を作り上げていくことを目指して、以下の「10の取り組み」を共に推進し、ハワイのより良い未来へと繋ぐべく、再生型観光を促進することで、旅行者と地域社会における満足度向上を図り、未来に繋がる持続可能なハワイ旅行を推進してまいります。
HISの10の取り組み
1.未来に繋がる持続可能なハワイ旅行を推進するため、社員向け教育プログラムの導入と運用
2.持続可能なハワイ旅行を推進するために全直営店舗でハワイ州観光局認定サテライトオフィスを目指す
3.日本からの旅行者とハワイの生産者を繋ぎ、メイドインハワイの商品紹介と販売
4.日本でハワイイベントを主催または共催し、日本とハワイを繋ぐ「マラマハワイ」のムーブメントを醸成
5.店舗、WEB、SNS、パンフレット等による日本とハワイ双方の「マラマハワイ」の全方位情報発信
6.再生型観光の旅行商品を提供することで、個人手配を含む全旅行者における満足度を向上
7.再生型観光の体験ができる「ハワイ州観光局公認マラマハワイツアー」の企画と販売
8.旅行業の枠を超え、安心、安全のサービスの提供と追求
9.ハワイの自然保護、文化継承などの取り組みへの協力と企画販売
10.旅行者と地域社会を繋ぐことで、双方の満足度を高め、地域社会に還元
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<自然保護>
NPO団体「サスティナブル・コーストラインズ・ハワイ」主催のクリーンアップ -
<文化継承>
日本語ガイドが案内する
イオラニ宮殿ツアー
写真提供:The Friends of Iolani Palace -
<地域社会>
事前予約システムが導入され
水質が改善したハナウマ湾
ゲンキ・アラワイ・プロジェクト
アラモアナとワイキキを隔てるように流れるアラワイ運河を、以前のような美しい姿に取り戻すため、「ゲンキ・アラワイ・プロジェクト/Genki Ala Wai Project」が始動しています。沖縄県の琉球大学で開発された「EM(有用微生物群)」という善玉菌の集合体(=ゲンキボール)を使用して、河川や自然を浄化し、「7年でアラワイ運河を泳げる水質にしよう!」という目標を掲げています。HISではハワイ滞在中に、参加者ご自身で「ゲンキボール」を作り、アラワイ運河に投入していただける機会をご提供しています。
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ゲンキボール作成風景 -
運河に投げるゲンキボール -
ゲンキ・アラワイ・プロジェクト -
アラワイ運河