HISグループの重要課題

HISグループでは、"「心躍る」を解き放つ"をパーパスに掲げ、「HIS Group Value」と「HISの強み」を掛け合わせ、
社会課題・環境問題にHISグループらしく挑戦することで、社会とともに持続的に成長し選ばれ続ける企業でありたいと考えています。
そのために、HISグループとして取り組むべきマテリアリティ(重要課題)を特定し、事業戦略に組み込むことで、その解決に取り組んでまいります。

策定ステップ

マテリアリティは以下のプロセスで特定いたしました。社会課題を網羅的に把握することからスタートし、リスク・コンプライアンス委員会にて、各部門やグループ会社の責任者による短期・中期的および長期的な事業計画に基づいたリスクの洗い出しを実施しました。次に、サステナビリティ推進委員会にて、外部環境分析を行ったうえで社会における重要性とHISグループの事業への関係性について協議しました。そして、ステークホルダーとの対話に基づいた重要度を踏まえて重要課題の優先付けを行い、取締役会の承認を経てマテリアリティを特定いたしました。

Step1「社会課題の把握」国際的フレームワークやガイドライン、気候変動等のマクロトレンドを参照し広範囲に課題のリストアップ

Step2「課題の優先付け」社会にとっての重要度とHISグループ事業への関係度から課題優先付け、リスクと機会の分析

Step3「重要度の優先付け」ステークホルダー(投資家、顧客、取引先、社員等)との対話・評価・コメントに基づき重要性を評価

Step4「マテリアリティの特定」取締役会の承認を経て特定

参照したフレームワーク、ガイドラインなど
・UNWTO世界観光倫理憲章 ・持続可能な開発目標(SDGs: Sustainable Development Goals)
・OECD多国籍企業行動指針
・気候関連財務情報開示タスクフォース(TCFD:Task Force on Climate-related Financial Disclosure)

・パリ協定 ・欧州サーキュラーコノミー ・国際統合報告評議会(IIRC)「国際統合報告フレームワーク」 ・各種ESG調査での要請事項

7つのマテリアリティ

1.ビジネスモデルの変革

関連リスク・機会

・経済・社会情勢の変化 ・市場の変化 ・技術革新への対応

主な目標

・グローバルマーケットの拡大・強化  ・新規デスティネーション開発  ・業務効率化・コスト構造改革  ・新規事業の推進

KPI

(連結)FY2026 売上 4,300億円

貢献するSDGs目標

8.働きがいも経済成長も

9.産業と技術革新の基盤を作ろう

2.サービスクオリティの向上

関連リスク・機会

・経済・社会情勢の変化  ・市場の変化 ・技術革新への対応

主な目標

・DX推進による顧客体験価値の向上  ・販売チャネルのシームレス化(OMO推進)  ・高付加価値商品の拡充

貢献するSDGs目標

4.質の高い教育をみんなに

8.働きがいも経済成長も

10.人や国の不平等をなくそう

11.住み続けられるまちづくりを

12.つくる責任、つかう責任

13.気候変動に具体的な対策を

16.平和と公正をすべての人に

3.多様な人財の活躍

関連リスク・機会

・市場の変化 ・人財の育成・確保

主な目標

・DEIB推進  ・経営リーダー育成  ・働き方・風土改革

KPI

FY2026 働きがい指数80%、(単体)FY2026 女性役員・管理職比率20%

貢献するSDGs目標

4.質の高い教育をみんなに

5.ジェンダー平等を実現しよう

8.働きがいも経済成長も

10.人や国の不平等をなくそう

4.お客様への安心・安全の提供

関連リスク・機会

・提供するサービスの安全管理・品質管理  ・システム・設備の障害などによるサービスの中断・品質低下

主な目標

・各種安全ガイドラインやマニュアルの整備・更新  ・システムセキュリティ対策

KPI

KPI(単体)eラーニング研修受講率(個人情報100%/セキュリティ100%)

貢献するSDGs目標

3.すべての人に健康と福祉を

12.つくる責任、つかう責任

5.地域社会との共生

関連リスク・機会

・経済・社会情勢の変化  ・気候変動・環境規制

主な目標

・誰もが世界と繋がれるサービスの提供(ユニバーサルツーリズム、オンライントラベル)
・地域社会との共創(自治体、NGO・NPOとの連携)

貢献するSDGs目標

4.お客様への安心・安全の提供

11.住み続けられるまちづくりを

12.つくる責任、つかう責任

17.パートナーシップで目標を達成しよう

6.地球環境の保全

関連リスク・機会

・気候変動・環境規制

主な目標

・事業における環境負荷軽減の取り組み  ・省エネ・省資源化の促進

KPI

(単体)FY2026プラスチック削減70%、紙資源削減70%(FY2019比)

貢献するSDGs目標

12.つくる責任、つかう責任

13.気候変動に具体的な対策を

15.陸の豊かさも守ろう

7.ガバナンス強化

関連リスク・機会

・ガバナンス

主な目標

・取締役会の実効性強化  ・リスク・コンプライアンス、サステナビリティへの対応強化

KPI

(単体)FY2024 コンプライアンス研修年間6回実施、受講率100%

貢献するSDGs目標

13.気候変動に具体的な対策を

16.平和と公正をすべての人に

宣言・誓約など

世界観光倫理憲章ロゴ

UNWTO世界観光倫理憲章への誓約

 ※UNWTO:世界観光機関

 HISグループは、2014年9月、同憲章への誓約に対して署名し、社内外への啓蒙活動に努めています。

SDGs17の目標

SDGs 達成への貢献

HISグループはサステナビリティへの取組みを通じて、SDGsの達成にも貢献してまいります。