年末年始 海外旅行予約動向& 2019年旅のヒット予測発表
2019年ゴールデンウィークは長距離路線への予約が顕著
株式会社エイチ・アイ・エス(本社:東京都新宿区 以下H.I.S.)は、今年の年末年始(2018年12月22日~2019年1月3日)予約状況から、海外旅行動向について下記のとおりにまとめました。
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ハワイが7年連続の1位
2018年の日本人出国者数は昨年を上回るペースで推移しており、4年連続で前年超えとなる傾向にあります。国内外において、台風や火山噴火、地震など自然災害の影が多くみられた年になりましたが、国内経済においては雇用環境の改善や個人消費が緩やかな持ち直し傾向にあり、旅行など余暇への消費につながったと考えられます。
H.I.S.における年末年始の予約状況ではハワイが7年連続の1位となり、引き続き高い人気を誇っております。2位以下は順位に若干の変動はあるものの、人気の方面が並びました。昨年はアグン山噴火の影響により順位を落としていたバリ島ですが、今年は自由旅行、パッケージツアー共に順位を上げ、例年のご予約数まで復活してきております。年内に出国される方が多く、出国のピークは2018年12月29日(土)、帰国のピークは2019年1月3日(木)となっております。
来年の旅行業界の見通し
2019年は天皇陛下の譲位に伴い、ゴールデンウィークが土日祝日のみで成り立つ10連休が検討されております。実施されれば過去最長の連休となります。連休を見越して、この時期のご予約は例年より動きが早く、前年同期比約3倍で推移しております。特に長距離路線への予約が顕著で、アメリカ・オセアニア方面へ予約は約4倍、ヨーロッパ方面への予約は約5倍と、高い伸びを見せております。(調査日:2018年11月5日 / 対象出発日:2019年4月27日~5月6日)
また、9月20日~11月2日にかけて、世界三大スポーツ大会のひとつ「ラグビーワールドカップ」がアジア初・日本で開催されます。総観客数は推計約200万人、海外からは約40万人が来日すると見込まれております。他競技と違い、開催期間が長期に渡り、秋の三連休とも重なることから、試合日の合間に訪日のみならず国内旅行の観光需要が想定され、全国12都市の開催地だけでなく、他地方への波及効果が期待されます。
2019年H.I.S.旅のヒット予測
2019年ならではの需要効果、最近の問い合わせ増加などを踏まえ、H.I.S.社員に「2019年ヒットしそうな旅先」についてアンケートを実施、結果をとりまとめました。流行の先取り・今後の旅先の検討材料としていただければと考えております。
(調査方法:H.I.S.社員アンケート / 調査日:2018年11月23日~29日 / 有効回答数:1,012)