代表取締役社長 CEO写真

矢田 素史

株式会社エイチ・アイ・エス

代表取締役社長 CEO

持続的に発展し、社会的責任を果たし
選ばれ続ける企業グループへ

能登半島地震について

この度の能登半島地震によりお亡くなりになられた方々に謹んで哀悼の意を表しますとともに、被災された皆様に心よりお見舞い申し上げます。また、被災地で過ごされている皆様に一日でも早く安全で平穏な生活が戻ることを心よりお祈り申し上げます。

パーパスについて

2022年12月に"「心躍る」を解き放つ"をHIS Group Purpose(存在意義)に策定してから1年が経ちました。HIS Group Purposeは、創業の原点と我々の提供価値を再確認し、グループ全体でその意思統一を図り、将来にわたり企業経営の規準とするものです。この1年でグループ内における浸透も順調に進み、存在意義を再認識し、スタッフ一人ひとりが前向きに業務に取り組んでいただいた結果、コロナ禍の影響を受けた3期連続の営業赤字から、前期(43期)には黒字転換を果たすことができました。

これまでと将来について

HISグループは、1980年に格安航空券の販売で創業し、当時は高額商品であった海外旅行を手の届く価格で普及させ、多くの人々に未知との出会いや人とのつながりなどの「心躍る」体験のサポートをしてまいりました。
現在は、旅行事業を中心に、ホテル事業、地方創生事業、保険事業などの旅行関連事業を展開するとともに、教育事業、飲食事業、商社事業、人材派遣事業、通信サービス事業などの多角化を図っています。

今後は、創業50周年の2030年におけるHISグループの将来像として発表した、Vision2030 "挑戦心あふれ 世界をつなぎ選ばれ続ける企業に Change & Create"を高く掲げ、その第1フェーズである中期経営計画(2024~2026年10月期)に取り組んでまいります。中期経営計画の方針は、「コア領域の変革」と「新規領域への挑戦」を両軸とし、その重点戦略として「生涯顧客の創造」「グローバルネットワークの活用」「人財戦略(人的資本経営)」をエンジンに据えています。
そして、最終年度である2026年10月期には、売却した事業を含めた2019年10月期の業績を越えることを目指すものです。HIS Group Philosophyを浸透・定着させ、Vision2030へのアプローチ、その手段としての中期経営計画の実現によって、幅広いステークホルダーの皆様に対して"「心躍る」を解き放つ"価値の提供を行ってまいります。

今後も、持続的に発展し、社会的責任を果たし選ばれ続ける企業グループとなるべく、全社一丸となってグループの発展に取り組んでまいります。引き続き、皆様の叱咤激励を賜りますようお願い申し上げます。

2024年2月